【革靴の磨き方】写真付きで解説!ビジネスマンなら覚えておこう
- 革靴の磨き方を知っているだろうか
- 革靴の磨き方~今回磨く革靴
- 革靴の磨き方1.ブラシで汚れを落とす
- 革靴の磨き方2.ステインリムーバーで汚れを落とす
- 革靴の磨き方3.クリームを塗る
- 革靴の磨き方4.グローブ磨き
- 革靴の磨き方【まとめ】
革靴の磨き方を知っているだろうか
スーツを着て働くビジネスマンなら、多くの人が革靴を履いているだろう。
スーツともっとも相性のいい靴は、やはり革靴だからだ。
最近はスニーカーを合わせるのも流行しているが、なんだかんだ言っても、スーツには革靴という人がほとんどである。
もちろん、スーツだけでなく、私服で革靴を合わせる人も多い。
革靴はスーツだけではなく、私服のようなカジュアルなスタイルでも履ける万能なアイテムなのだ。
そんな革靴だけど、意外にもまったく手入れをしない人が多い。
街中で足元を見てみても、まったく磨かれた様子のない革靴や汚れがついたまま履かれている革靴がいっぱいだ。
革は生きて呼吸をしている
革靴は、読んで字の如く革が用いられている。
人間の皮膚が呼吸をしているように、革も呼吸をしているので、汚れやシミがついたままでは息ができなくなってしまう。
どんなにいい革靴も、しっかりと手入れをしてあげなければすぐに劣化してしまうのだ。
それでは、せっかく履いている革靴がもったいない。
今回の記事では、私なりの革靴の磨き方を紹介しようと思う。
革靴を磨き方を知らないという方はぜひ参考にしてほしい。
革靴の磨き方~今回磨く革靴
今回磨くのは、このボルドーの革靴。
かなり気に入っている革靴で(そもそも3足しか持ってないけど)、今年で4年目に突入した。
それにしては綺麗だと思う。
そこまで汚れてはいないのだけど、前回の手入れから結構時間が経っているので、そろそろ綺麗にしたほうがいいかなと思っていた。
うっすらシミのようなものがついているので、そのあたりも落としていきたい。
革靴を磨くのに使う道具
ボルドーの革靴を磨くために使う道具たち。
ぜんぶ〔M.MOWBRAY(エムモウブレイ)〕の商品である。
それぞれの道具については、実際にやっていく中で説明していきたいと思う。
革靴の磨き方1.ブラシで汚れを落とす
まずは、革靴についている埃やチリ、砂などを落とすために、〔ホースブラシ〕を使う。
このホースブラシは、馬の毛が用いられているブラシで、細かいところに詰まったゴミまできっちり払い取ってくれる優れもの。
割と柔らかいので、さっさっとやるだけでもゴミが落ちていく。
汚れがついたままで磨いてしまうと、その埃や砂が革を傷つけてしまうので、必須の作業だ。
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革靴の磨き方2.ステインリムーバーで汚れを落とす
次は、〔ステインリムーバー〕と呼ばれる専用を汚れ落とし液で汚れを落としていく。
ホースブラシで埃やチリはとれるものの、染みついている汚れや前回の古くなったクリームはホースブラシでは取れない。
そこで、ステインリムーバーを使って磨くように汚れを落としていく。
使う布はTシャツの端切れなどがあればいいと思う。
私はいつもそれを使っている。
ステインリムーバーを布に落とすとこんな感じだ。
これでキュッキュッと汚れを落としていく。
人差し指と中指に布を巻き付けるとやりやすいのでおすすめ。
布の重ね方が厚すぎて悪いお手本になっている。
本当はもっとスマートな感じにできるので、実践してみてほしい。
磨き終えるとだいたいこんな感じ
汚れが全部落ちた状態なので、そこそこきれいに見える。
ただ、汚れだけでなくクリームも落としているので、無防備な状態。
人間でいえば洋服を着ていないのと同じなので、いくら綺麗にみえてもこのまま履いてはいけない。
すぐに傷がついて劣化してしまう。
汚れを落とした後は、しっかりと栄養補給=クリームを塗る。
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革靴の磨き方3.クリームを塗る
次に、〔クリーム ナチュラーレ〕と呼ばれるシュークリームを塗りこんでいく。
今回磨く革靴がボルドーなので、バーガンディのクリームを使うことにした。
このクリームの役割は、栄養補給にツヤ出し、保湿に補色と多岐にわたるので、かなり重要なアイテムである。
塗るときは、クリームを塗る専用のブラシ、〔ペネトレイトブラシ〕を使う。
チョンっとブラシにつけて、日焼け止めを塗るみたいにクリームを置いていく。
革靴全体に塗り込んでいこう。
若干塗り過ぎた。
本当はもっと薄く延ばして馴染ませたほうがいい。これくらいならまだ大丈夫だけど、あまりにもつけすぎるとかえってシミになるらしい。
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次はジャーマンブラシで馴染ませる
次は、〔ジャーマンブラシ〕と呼ばれる硬めのブラシでクリームを馴染ませていく。
ジャーマンブラシは豚の毛から作られていて、クリームや靴墨を馴染ませるのに適しているブラシだ。
ホースブラシに比べて硬いので、ガシガシかける必要がある。
ジャーマンブラシでクリームを馴染ませていくと、こんな感じになる。
「え……汚くなってね?」と思うかもしれないけど、ジャーマンブラシはあくまでもクリームを馴染ませるためのブラシなので、磨くためのブラシじゃないのだ。
このなじんだ状態の後に、仕上げとして〔グローブクロス〕を施していく。
革靴の磨き方4.グローブ磨き
最後に、〔グローブクロス〕で革靴を磨いていく。
フリース素材でできているので肌触りが心地良く、グローブになっているので磨きやすい。
グローブクロスをすることによって光沢がでるので、ちょっと汚く見える状態からはおさらばだ。
クリームが多いと、グローブが引っ掛かって磨きにくいので、クリームの塗り過ぎには注意しよう。
磨き終えた革靴がこちら!
これがグローブクロスが終わった状態。
クロスをかける前に比べて、光沢がましているのが分かると思う。
こんな感じで、仕上げにクロスをかけるとめちゃめちゃ綺麗になるので、磨く作業が楽しかったりする。
クロスの時間は長いほどきれいに光るので、1時間くらいかける人もいるみたい。
私も片足30分位ずつやったことがあるけど、あの時間は癖になるなと思った。
その気になれば自分が映りこむくらい光沢をだせるので、この作業はもっとも愛着を感じる時間かもしれない。
最後に、靴ひもを通して手入れは完了だ。
革靴の磨き方【まとめ】
靴ひもをとおして革靴の手入れは完了だ。
この後、防水スプレーをかけたり鏡面仕上げをする人もいるみたいだけど、私はやっていない。
まあ単純に防水スプレーを持っていないのと、今日は基本的な磨き方を紹介できればと思ったので、これくらいにした。(鏡面仕上げとかしたことないけどね)
今回磨いた靴はちょっとカジュアルな革靴だったかもしれないけど、フォーマルな革靴でも基本的な手順は同じ。
日々、革靴を履いて外にでるビジネスマンは、革靴をぜひ手入れしてほしい。
そんなに難しくないし、1時間もあれば終わってしまうので、忙しいひとでも何とかなるだろう。
初めての人ならセットを買ってしまうのが一番安いと思うので、まずはそれから初めてもいいかもしれない。
「100均で何とかなんないの?」という方はこっち