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2018年【日本語ラップ】個人的におすすめのアルバム8枚

日本語ラップ|2018年で良かったアルバム8枚

2018年も、もうすぐ終わる。個人的にもいろいろとあった年だけど、日本語ラップの界隈もさまざまな出来事が起きたようだ。

D.Oが逮捕されてしまったり、BADHOPが武道館でライブをしたりと、話す話題には事欠かない。まあ、私はそういったゴシップネタに詳しくないので、あんまり記事にできないのだけど

(D.Oのことだけは記事にできた→D.O(ディーオー)がコカイン所持の容疑で逮捕されてしまった - MC烏龍茶の随筆

先日、2018年の上半期でおすすめの日本語ラップ曲は20選で紹介させてもらった。結構読んでもらえているみたいで嬉しい。

今回は、2018年を通しておすすめの日本語ラップアルバムを8枚紹介したいと思う。これは、個人的なおすすめだ。私の好みが多分に含まれているので、悪しからず。

全体的な印象だけど、2017年よりアルバムの数が少ないように感じた。ディグが足りないだけかもしれないが。1枚ずつ、感想も交えて紹介していく。*EPもあります

 

2018年おすすめの日本語ラップアルバム8枚

アルバム1.BAD HOP HOUSE|BADHOP

BAD HOP HOUSE [Explicit]

BAD HOP HOUSE [Explicit]

まずは、BADHOPの「BAD HOP HOUSE」。2018年で最も知名度を得た1枚といっても過言ではないだろう。2018年を代表する曲「kawasakidrift」が収録されている。アルバム名となっているBAD HOP HOUSEは、彼らがZepp Tokyoでワンマンライブをしたときのライブ名とも重なる。「kawasakidrift」だけでなく、「Diamond」や「2018」などBADHOPの個性が詰まった曲が多い。初のフルアルバム「Mobb Life」に比べて、力強さが増した感じ。

▼BADHOPの初フルアルバム記事はこちら

BADHOPの2ndアルバム【Mobb life】がめちゃめちゃカッコいい - MC烏龍茶の随筆

アルバム2.BAD HOP ALLDAY|BADHOP

BADHOP ALLDAY vol.2 [Explicit]

BADHOP ALLDAY vol.2 [Explicit]

次に紹介するアルバムも、BADHOPから。「BAD HOP ALLDAY」は、BADHOP初の武道館ワンマンライブで無料配布されたアルバムだ。

無料配布の後、あまりの人気のために通常通り流通されることになったんだとか。聴いた話。メルカリとかで転売がすごかったらしい。

デビューまもなくで武道館ワンマンという大きな挑戦、それに対する決意が詰まったような1枚だ。個人的に「Drip Wave」が好き。メロウで心地良い。

アルバム3.SACULA|WILYWNKA

SACULA

SACULA

2017年に最も注目されたラッパーは唾奇で間違いない。2018年は、WILYWNKAがそうかもしれない。それくらい注目されている。

変態紳士クラブとして活動を重ねていたが、2018年はWILYWNKAとしてソロ活動を始めた。「SACULA」はWILYWNKAとしての初アルバム。

WILYWNKAがもつ魅力が存分に盛り込まれた1枚だ。メロウで聴きやすく、それでいて安っぽくない。「Wake up」が好き。

アルバム4.350|SUSHIBOYS

350

350

2017年に引き続き2018年もブレイクしたSUSHIBOYS。farmhouse・evidence・サンテナの3名で構成されるヒップホップクルーなのだけど、最近、1人が抜けて2人になることが発表されている。

誰が抜けるのかは知らない。だから、このアルバム「350」は3人で作る最後のアルバムになるかもしれない。

SUSHIBOYSと同じ埼玉民である私としては、カバーのYAOKOで笑ってしまう*YAOKOは埼玉にだけ展開している大型スーパー。収録されている楽曲は相変わらずピースな感じで、聴いていると楽しい。個人的には「USB」が好き。

アルバム5.SUPERSALT|呂布カルマ

SUPERSALT

SUPERSALT

フリースタイルダンジョンで2代目モンスターをつとめる呂布カルマ。最近、あまりにも強いのでR-指定と同じ「4人目の器」として認められつつある。

ただ、呂布カルマの凄さはバトルというより楽曲にあるので、まずはこの「SUPERSALT」から聴いてほしい。リリックの深さはラッパーの中でも随一。

また、粋なところで韻を踏むので、それも聴き心地が良い。呂布カルマのおすすめ曲はこちらの記事でも紹介している。

▼呂布カルマのおすすめ曲

呂布カルマはMCバトルだけじゃなく音源もクールで魅力的【9曲紹介】 - MC烏龍茶の随筆

アルバム6.RIPCREAM|mu-ton

RIPCREAM

RIPCREAM

2017年のMCバトルシーンを最も賑わせたラッパー、mu-ton(ムートン)のソロアルバム。2017年をあれだけ賑わせておきながら楽曲数が少なかったので、この1枚はファン待望のアルバムといえる。

最近、めっちゃ聴きこんでいるんだけど、やっぱりmu-tonはカッコいい。型にはまらないメロウなフロウは聴き心地が良いし、声質もドープで頭が触れる。mu-tonは福島県白河市をレップするMCなんだけど、そこでトライマグスカルテルというクルーを組んでいて、これまでもいくつか楽曲を発表してきた。

今回はソロアルバムなんだけど、客演としてトライマグスカルテルのクルーであるTAICやローブも参画している。これがまためっちゃカッコいいので、ぜひ聴いてほしい。

アルバム7.ai qing|KIDFRESINO

ai qing

ai qing

同世代の中でも頭一つ抜けた才能をもつ若手ラッパー、KIDFRESINOが出した1枚。相変わらずめちゃくちゃ洒落ている。前回のアルバムから3年もたっているので、ファンとしては待望のアルバムだろう。

とにかく客演が豪華! NENE、鎮座ドープネス、ISSUGI、5lackなど、ヒップホップシーンを代表するアーティストばかり。この年齢でこれだけの客演を揃えたアルバムが作れるのって本当にすごいよね。

個人的には、1曲目の「Coincidence」が好き。トラックがカッコいい。

アルバム8.馬鹿と鋏と|NORIKIYO

馬鹿と鋏と

馬鹿と鋏と

最後に紹介するアルバムは、NORIKIYOから「馬鹿と鋏と」。NORIKIYOにハマり始めたのは最近のことで、過去のアルバムとかは聴きこんでいないのだけど、「馬鹿と鋏と」はよく聴いていた。

NORIKIYOは、日本語を英語のように巻き込んで発音するんだけど、それが個人的にハマった。あと、メッセージ性が強くて聴きごたえもある。アルバムの中でも「墓石屋の倅 feat.DJ SOMA」と「可哀想な人達 feat.AK-69」が好き。

 

個人的におすすめの2018年日本語ラップアルバム8枚でした

いかがだっただろうか。

あくまで個人的におすすめアルバム8枚ではあるけど、自信をもっておすすめできる8枚を選んだつもりである。

記事の冒頭でも軽く触れたけど、2018年はトラップビートにメロウなフロウを乗せる日本語ラップが流行している。BADHOPがまさにそれだ。

おそらく、流行は回るのでまた違う流れがくると思うんだけど、今回紹介したラッパーはみなそれに合わせられる凄腕だと思う。だから、2018年だけ流行して終わり、なんてことにはならないだろう。

特に、BADHOPは飛躍の年になったわけだけど、2019年に失速することはないはず。スキルもマインドも確かなものがある。アルバムを聴いているとそんな感じがした。

ただ、KIDFRESINOはトレンドも取り入れつつ我が道をいっているので、シーンの状況とかあんまり関係ないのかも。

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