2017年最も注目されたラッパー【唾奇】のおすすめ曲13選
沖縄のラッパー〔唾奇ーつばきー〕
唾奇(つばき)とは、沖縄県那覇市出身のラッパーである。
クリエイター集団であるPitch Odd Manshionにも在籍しており、2017年に最も注目されたラッパーの一人といって間違いない。
独特なリズムと落ち着いた声質、唾奇ならではのリアルなリリック。
それらをがちがちに作りこみすぎていない余裕のある感じが、唾奇と魅力だと思う。
独特で自然体なスタンス
リリックの中で自らをクズやカスと揶揄することも多いが、唾奇からは悲壮感やHIPHOPによくある重たさを全く感じない。
それは、過小にも過大にも自己を捉えない唾奇の自然体なスタンスによるものだろう。
唾奇とSweet Williamの共作アルバム「jasmine」
ビートメイカーであるSweet William(スウィートウィリアム)との共作アルバム「jasmine(ジャスミン)」は、HIPHOPシーンを大いに賑わせた。
Sweet Williamの綺麗で繊細なビートに唾奇の声とリリックが非常にマッチしていて、この2人だからこそ作れる独自性の高いアルバムだった。
また、houtoとの.feat作品「Cheep sunday(チープサンデー)」もヒット。
YouTubeでの再生回数は100万回を突破した。おそらく唾奇の楽曲の中で最も再生されている。
唾奇が最も注目された証明のひとつとして、YouTubeの再生回数があるかもしれない。
ひとつの楽曲が100万回再生ではなく、上げられている多くの楽曲が50万回以上再生されているのだ。
一発ではなくコンスタントに評価されている証明である。
戦極をきっかけに唾奇にハマった
私が唾奇を聴くようになったきっかけは、戦極17章でのLIVEだ。
バトルがすべて消化され、GILの優勝で会場が湧いていた中、唾奇のLIVEが始まった。
進行役が「今日は唾奇を身に来たやつも多いだろ!!」と会場を煽ると、会場も呼応して異常なまでの盛り上がりを見せいていた。
私は唾奇の名前しか知らなかったので、「えっ、そんな有名な人なの…?」と驚いてしまったことをよく覚えている。
LIVE中は、曲を知らないのでそこまで盛り上がれなかったが、気になってその日から唾奇を聴くようになった。そこでどっぷりとハマってしまった。「Cheep sunday」は何回聴いたか分からない。
唾奇(つばき)のおすすめ曲13選
唾奇を好きになってからは非常に日が浅いのだけど、とても良いなと思った曲がいくつもあった。
その中から、13曲に厳選して紹介しようと思う。
1曲ずつ、私なりの感想を記していくので、唾奇が気になっている人はもちろん、もともと唾奇が好きで曲をよく聴いているという人もぜひ読んでみてほしい。
Soda Water / 唾奇
夜が似合う曲。サビで入ってくる女性の高い声が癖になる。カラオケに入っている唯一の唾奇の曲だ。allgreenもカラオケに入っているのだけど、あれはDJRYOWの名義曲なので、唾奇の曲ではない。
街から街 / 唾奇×Sweet William
ライブで良く聴く曲。たぶん、唾奇自身も好きなんだと思う。チルするにはぴったりな曲で、街を散歩しながら聴くと歌詞と気分がフィーリングし、なんともいえない心地良さを味わえるのでおすすめだ。
Made my day / 唾奇×Sweet William
ファンからの人気が高い一曲。LIVEで聴いたとき、この曲でみんなのテンションが一気に上がっていたので、意外だった。私も好きな曲だけど、これほど人気があったのかと驚いてしまった。
道 -Tao- / 唾奇×Sweet William
疲れた時、この曲を聴いてる。なんとなくまた歩き出せる。もしかしたら、アルバム「Jasmine」の中で一番聴いている曲かもしれない。リリックから伝わってくる唾奇のスタンスや生き方が自分の中で共鳴するような感覚になれる。
Good Enough feat.kiki vivi lily / 唾奇×Sweet William
繊細なビート。心地良くなるような声。kiki vivi lilyは最近来ているフィメールラッパーで、この曲以外も格好良い。唾奇の雰囲気と相性のよさそうな感じで、ポップメロウなラップ回しが私は好きだ。
Alright feat.SlimBoy 唾奇 / Leap
タイトなラップ。なかなか渋みのある一曲であり、思い浮かぶ光景はハードボイルドなイメージがある。メロウな曲が多い唾奇の中では、ちょっと珍しいかもしれない。フックのフロウが哀愁を感じさせるので好き。
一陽来復 feat.CHOUJI 唾奇 / CHICO CARILTO(チコカリート)
フリースタイルダンジョンでも有名なCHICO CARILTOとの一曲。沖縄の実力派、CHOUJI(チョウジ)も客演として参加しており、曲全体が沖縄っぽい。泡盛を飲みたくなる一曲だ。
Feel feat.IO 唾奇 & Yo-sea / DJ CHARI & DJ TATSUKI
一番好きな曲かもしれない。MVもめちゃくちゃイケてるのでそっちも要チェック。曲全体に流れる青く灰色な空気がたまらない。IOがカッコよすぎて……。
all green feat.唾奇 / DJ RYOW
DJ RYOWのアルバムに客演として参加。MVがめっちゃ好き。この曲は、死んでしまった仲間に向けて作られたものらしい。自分が薬でちょっと体調を崩してしまったとき(精神安定剤)、ラインで友達にそのことを伝えたら、「ほどほどにしとけお前」というサンプリングを返されて大笑いした。
Cheep sunday feat.唾奇 / hokuto(ホクト)
YouTubeでの再生回数が100万回を突破した。唾奇の代表曲といっても間違いではない。MVの唾奇がなんか若くて、売れる前はこんな感じだったんだーと思った。
Memory trigger / CHICO CARLITO feat.唾奇
- アーティスト: CHICO CARLITO
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- 発売日: 2017/10/11
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フリースタイルダンジョンのモンスター経験やUMB2015王者としての経歴をもつCHICO CARLITOとの一曲。良い感じにチルできる。チルできすぎてちょっとダウナーに入っちゃうこともあるけど。
Take It Eazy / WILYWNKA feat.唾奇
第7回高校生ラップ選手権で一躍有名となったWILYWNKAとの一曲。「やれそうな女にイイね」のラインが好き。
Go Crazy (feat. WILYWNKA, FARMHOUSE & 唾奇)
Go Crazy (feat. WILYWNKA, FARMHOUSE & 唾奇) [Explicit]
- アーティスト: YMG
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最近めちゃくちゃ聴いてる。スシボーイズのFARMHOUSE、変態紳士クラブのWILYWNKAがコラボ。2017年、ヒップホップシーンを賑わせた若手ラッパーが集まった一曲。
唾奇のおすすめ曲【まとめ】
唾奇はfeat曲が多い。これだけ客演に呼ばれるというのも、唾奇の人気を裏付けているのではないだろうか。
インタビュー記事を見る限りでは、遊びを重点に置いていてもっと軽いノリで曲を聴いてほしいような印象を受けた。
今後も精力的にアーティスト活動をしていくとも言っていたので、今後の動向もチェックしていきたい。
また、唾奇は沖縄の〔604〕というクルー?にも所属しているみたいだ。写真はそのメンバーMUKUROとグリッツモーテルというユニットのメンバーHangでLIVEをしているシーン。
▼Jasmineはまじで必聴のアルバム
価格:2,235円 |
チルしたい人向けの記事も書いているので、ぜひ読んでみてほしい。