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KOK2018本戦の結果!優勝は呂布カルマ|出場MCや全バトルまとめ

KOK2018本戦!MCバトルのKINGを決める大会

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 2019年1月6日(日)に『KOK2018本戦』ーKING OF KINGSが開催された。KOKとは、MCバトルの大会だ。リビングレジェンドである漢 a.k.a GAMIが主催となって行われ、そのコンセプトは「真の日本一を決める」こと。

そのコンセプトの通り、KOK本戦に参戦できるのは東西8つの予選で優勝したMCと、戦極・SPOTLIGHT・ENTA DA STAGE・ADRENALINE・SCHOOL OF RAP(U-20)の優勝者のみ。16名の王者が戦い、王の中の王を決める大会なのである。優勝賞金も破格で、国内のMCバトルの大会では最も高い300万円。人生を変えるために、16名のラッパーが王の称号と優勝賞金を目指して戦う。

KOK2018本戦の出場者をまとめ

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1.NAIKA MC

北関東の群馬県をレペゼンするMC。UMB2016の王者ということでも知られている。フリースタイルダンジョンにも何度か出場しており、今回の出場者MCの中でも知名度が高い。大きな声が武器。

また、MCバトルでは大きな声を武器に戦うのだが、音源は静かで繊細である。落ち着いた雰囲気の楽曲が多く、バトルはホット・音源はクール、そんな感じだ。

▼NAIKA MCの音源

犬、走る

2.BASE

東海地区、名古屋をレップするMC。しゃがれた声が格好良く、弱いMCなら声だけで勝敗が決すると言われるほど。草ネタで会場を盛り上げることが多いので、それしかできないとディスられがちだが、リズムキープは余裕があって心地良くそもそもの口喧嘩も強いので、草ネタだけのMCではない。音源は中毒性のあるドープな感じ。

▼BASEの音源

[PV] BASE - Backstreet Boogieman feat.MEGA-G - YouTube

3.CIMA

兵庫の強豪MC。熱量のこもったライミングが特徴で、フリースタイルダンジョンでは熱韻スタイルと紹介されていた。気持ちよくバトルをするタイプのMCで、勝っても負けても楽しいバトルを見せてくれる。

ただ、ビッグタイトルの獲得だけが叶っていないので、この辺りでKOKの称号が欲しいところではないだろうか。BOIL RHYMEというクルー活動している。服装がB-BOY。

▼CIMAの音源

BOIL RHYME & DJ PANASONIC - Hooligan - YouTube

4.D.D.S

琉球をレップするMC。昔から活動しているベテランのMCで、最近になってまた頭角を表してきた印象がある。声がとにかく特徴的で、一度聴いたら耳から離れない。

個人的な印象では、バトルMCというよりはフリースタイルのできるラッパーという感じ。へんてこなディスやスキルをひけらかすようなことはしない。

▼D.D.Sの音源

D.D.S『「AbemaMix」1th Anniversary Week SP SET』feat. MULBE,PONY,句潤-YouTube

5.ミメイ

戦極や凱旋といったプラットフォームで活躍する若手のMC。高校生ラップ選手権に出場し、優勝した9forと一回戦から激戦を繰り広げたことでも知られている。

ライミングのスキルが尋常ではなく、意味を通しつつ新鮮味のあるライムをきれいに落とす。ここ最近では一番強い若手ラッパーかもしれない。

▼ミメイの音源

wave 2(City Wave Remix)/ミメイ - YouTube

6.RAWAXXX(MOL53)

RAWAXXXのことを知らない人もいるかもしれない。しかし、MOL53の別名であるといえば皆分かるだろう。言わずと知れた宮崎の強豪MCだ。

アングラに強いこだわりを見せるMCで、知名度・実力から言ってフリースタイルダンジョンに出ていてもおかしくはないが、出演していない。卓越したリズムキープにえげつないパンチラインを吐く。優勝候補大本命といえるだろう。

▼MOL53の音源

SELF BOOST Pro.呼煙魔 /MOL53 - YouTube

7.がーどまん

MCでありながら、YouTuber。私もよく拝見しているのだが、むちゃくちゃなドッキリが多くて面白い。また、ラップのスキルも普通にあるので、YouTuberだからといって色物で弱いということはない。音源も爽やかで格好良い。

▼がーとまんの音源

がーどまん/仲間 - YouTube

8.DARK

申し訳ないことに、ほとんど情報がない。福島県の白川をレペゼンしているMCだそうだ。見た感じでは若手っぽい。。。KOKのインタビュー動画でも、ほとんどのMCがDARKのことを知らないといっていた。まさしくダークホースといえるだろう。

 

9.呂布カルマ

今大会、最も優勝に近い男。フリースタイルダンジョンでは2代目モンスターを務め、チャレンジャーたちの大きな壁として君臨している。以前までの呂布カルマはパンチラインを重視したラップが多かった印象だが、最近ではこまかなライミングも魅せる。実力や地力でいえば間違いなく日本最強クラスのMCだ。

また、音源も自分のスタイルを完ぺきに貫いていて、めちゃくちゃ格好良。一般受けはしないだろうけど。

▼呂布カルマの音源を紹介した記事

呂布カルマはMCバトルだけじゃなく音源もクールで魅力的【9曲紹介】 - MC烏龍茶の随筆

10.SIMON JAP

MCバトルシーンの隆盛に合わせて活動を再開したラッパー。東京で一番怖いMCとしても知られていて、バトルスタイルは無頼漢そのもの。媚びない、引かない、靡かない。

また、固いライムも武器のひとつ。勢いに乗るとライミングテクニックにも磨きがかかり、手が付けられなくなる。

▼SIMON JAPの音源

SIMON JAP - くそったれFor Life Remix feat.GADORO, 漢 a.k.a. GAMI(Pro dj honda) - YouTube

11.輪入道

千葉をレップするMC。UMB2018千葉予選の王者。フリースタイルダンジョンでは2代目モンスターを務める。対話力に優れるタイプで、リズムをキープしながらも言葉を詰め込み、しっかりとアンサーを返す。

強面な外見とは裏腹に、心優しい一面も持ち合わせているので、相手をディスりきれないときがたまにある。

▼輪入道の音源

輪入道 "徳之島" Official Video - YouTube

12.智大

九州をレペゼンしているMC。智大と書いて、”ちひろ”と読む。ヒップホップに対する姿勢の熱いラッパーで、小手先のスキルやその場しのぎのディスはしない。KOKという舞台でそれがどう受け取られるのかは分からないが、ラッパーとしてはそれですでに確立されている気がする。

▼智大の音源

鬼Out/智大 - YouTube

13.HARDY

第14回高校生ラップ選手権優勝者。若手らしくフレッシュなスキルを持ったMCで、時折見せる熱いバイブスも格好良い。最近出した音源『ARE YOU READY / HARDY』がすごい好きな感じなので応援している。バトルについては、草ネタに走らないでほしいなと思う。

▼HARDYの音源

【公式】 HARDY 「ARE YOU READY」- MV - YouTube

14.PONY

「PONY出るんだ!」とびっくりしたのが本音。最近はバトルのシーンで見かけなかったので、引退したのかと思っていた。音の取り方が巧みなラッパーで、音源レベルで聴かせるバースも多い。優勝するイメージはわかないが、必ず名バトルを生み出してくれるだろう。

▼PONYの音源

PONY / SUKIKATTE feat. DOGMA, 漢 a.k.a GAMI, LIBRO - YouTube

15.MULBE

今回出場しているMCには声を武器としているラッパーが多いのだけど、MULBEはその中でも抜きんでて声がいい。「大丈夫なのかな。。。」と心配するくらい声がしゃがれている。テクニックよりもスタイルや姿勢で魅了するタイプだと思うので、KOKのような大きな舞台では映えそうだ。D.D.Sと組んで曲を出している。

▼MULBEの音源

N.E.N - LIVE AND DIRECT - YouTube

16.MU-TON(ムートン)

最後に紹介するのは、UMB2018王者であるMU-TON(ムートン)だ。16人目のMCは開催ギリギリまで発表されないのが通例となっている。そのため、直前になって16人目はMU-TONと発表されたとき、「おおおおおお!ここでMU-TON!?」とヘッズたちは興奮したはずだ。私も興奮した。

もしもMU-TONが優勝した場合、史上初のUMBとKOKで2冠達成である。もちろん、会場もそれを期待していると思うので、相当な追い風が吹いているのは間違いない。本人はそんなことを気にしていないだろうけど。最近だしたソロアルバムがめっちゃ格好良いので必聴。

▼MU-TON(ムートン)の音源

MU-TON / Dreamin' (Prod. by LIBRO)【Official Music Video】 - YouTube

KOK2018本戦の結果とバトルレポート

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KOK2018本戦 1回戦

第1試合 NAIKA MC vs CIMA

持ち味である声の大きさを武器にかち込むNAIKA MC。会場もそれを期待していたので、1回戦から一気に最高潮だった。それに対し、CIMAは「声ばかりで進歩がねえ、ちん〇がねえか?」とディス。熱韻活かした切れ味抜群のディスだった。

NAIKA MCは、「ちん〇がねえなら子供3人もいねえよ!」と完ぺきにアンサー。さらに「豊洲を液状化させてやる」というパンチラインのおまけつき。NAIKA MCがいくかと思われたが、CIMAの熱韻がそれ以上に光り、固く熱いライミングを魅せた。

接戦だったけれど、5:0でCIMAが勝利。

勝者 CIMA

第2試合 ミメイ vs MU-TON(ムートン)

先攻から攻め込むミメイ。MU-TONを期待しているであろう会場に対し、反骨精神を見せた。それに対しMU-TONはいつも通りグルーヴ感を武器にバースを展開。何を言っているのかは分からないが格好良かった。MU-TONに対する期待感の表れか、会場も大盛り上がり。

ミメイは懸命に対抗するが、プロップスの差が如実に表れていた。MU-TONの「ワンサイド、足んないよ」というライムや「これじゃ天心対メイウェザーじゃねえか」「髪形だせえよ」というラインも良かった。

ミメイは「那須川天心、アンダートゥエンティ」など即興のライムを魅せるもMU-TONの勢いに今一歩及ばず。5:0でMU-TONの勝利。

勝者 MU-TON(ムートン)

第3試合 D.D.S vs HARDY

ベテランvsフレッシュな若手の対決。お互いにピースな入り方だった。ただ、HARDYは大舞台に少し緊張していたのか、初めは落ち着きがない感じ。やっとあったまってきたというところでバースを蹴り終えてしまったような。

D.D.Sは武器である声質とグルーヴ感で魅せる。ディスの掛け合いというよりはセルフボース対決という印象だ。延長の末、3:2でD.D.Sが勝利。

勝者 D.D.S

第4試合 がーどまん vs RAWAXXX(mol53)

先攻はがーどまん。熱いバイブスとライミングでRAWAXXXを攻め立てる。会場もがーどまんに期待を寄せているみたいで、めちゃくちゃ盛り上がっていた。

また、「ガンジャおじさん、アロンアルファ」「バリケード、ドッキリ大成功」など、YouTuberとしての強みを生かしたユーモラスなライミングテクニックが光っていた。

それに対しRAWAXXXは、トップオブザヘッドの即興できっちりアンサー。かつ鋭利なディスと卓越したリズムキープで対抗する。

個人的な印象ではがーどまんのほうが会場を盛り上げていたと思うが、積み上げてきたもの=プロップスの差があったようだ。5:0でRAWAXXXの勝利。

勝者 RAWAXXX(mol53)

第5試合 BASE vs DARK

先攻から気合十分で入るDARK。バイブスは熱いしライムも硬いしで、かなり良かった。BASEはいつも通りの草ネタに加えて、乗り方でも魅せる。BASEの自然体な感じが会場をロックしていた。

DARKは、熱量に加えてラガなフロウなども披露していたが、BASEのいなたい感じに受け流されてしまう。BASEの勝利。

勝者 BASE

第6試合 MULBE vs 輪入道

先攻はMULBE。輪入道を「顔が引きつっている」とディスしつつ「ピットイン、きっといい」などのライミングも混ぜ込んだ。それに対し輪入道は「ピットイン、西日暮里」など即興でアンサー。熱量も高かった。

MULBEも良かったのだが、熱量と細かいライムで攻め込んでくる輪入道を受けきれず。5:0で輪入道が勝利。

勝者 輪入道

第7試合 PONY vs 智大

まさに強豪同士の対決という感じ。難しいビートだったのだけど、2人ともなんの問題もなく乗りこなす。この辺りはさすがだなと思った。高次元なバトルで、かなり接戦になっていたのだけど、僅差の3:2で智大が勝利。

勝者 智大

第8試合 呂布カルマ vs SIMON JAP

ある意味、因縁の対決である2人。呂布カルマは、1回戦故か少し気負っているようにも見えた。SIMON JAPはいつも通りストリートレペゼンのスタイルで、「390と一緒に帰らすぜ?」という面白いラインも提示。これはSIMON JAPいくか!?と思われたが、呂布カルマも火がついたようで「俺とやるのが10年早い? いや、もうおっさんだから10年遅いぜ」とキレキレのディスで対抗。「チンピラッパー、死んじまった」などの硬いライミングも魅せるSIMON JAPだったが、呂布カルマの牙城を崩せなかった。5:0で呂布カルマの勝利。

勝者 呂布カルマ

KOK2018本戦 2回戦

第1試合 CIMA vs MU-TON(ムートン)

先攻から持ち前の熱韻でかち込むCIMA。「お前の雪も俺の熱量で着火Fire!」というパンチラインを魅せた。

対するMU-TON、「俺は自由、アンチェイン、完ぺき」という格好良いライムに加えて、グルーヴィーなフロウでも会場を盛り上げる。

MU-TONに対する会場の期待も大きかったので、これはMU-TONかと思われたが、3バース目以降でCIMAが覚醒。熱韻で一気に試合をひっくり返した。

また、MU-TONが4バース目で少し躓いてしまったこともあり、会場はCIMAを味方。4:1でCIMAが制した。

勝者 CIMA

第2試合 D.D.S vs RAWAXXX(mol53)

言葉を詰め込んだ乗り方でかちこむD.D.Sに対し、リズムキープで対抗するRAWAXXX。詰め込むD.D.Sとは対照的に、余白を残した言葉の置き方で魅せた。

かなり接戦で甲乙つけがたい試合だったのだけど、3:2でRAWAXXXが勝利。会場がもっとRAWAXXXを見たがっていたように思う。

勝者 RAWAXXX(mol53)

第3試合 輪入道 vs BASE

いつもピースな輪入道だけど、BASE戦はディスの切れ味が抜群だった。脚韻も硬くて、強い輪入道が帰ってきた!という感じ。ディスとバイブスでBASEを攻めまくる。

しかし、BASEも好きなようにはやられない。「話が脱線、だっせえラッパーつまみだせ」など、ライミングを交えたパンチラインで盛り返した。会場は輪入道に手を挙げたが、審査員の3名がBASEを支持。BASEの勝利。

勝者 BASE

第4試合 智大 vs 呂布カルマ

高い声とメロウなフロウで魅せる智大。ラッパーとしてすでに自身を確立しているためか、呂布カルマを相手でも全く物怖じしない。呂布カルマは、鋭いディスも交えながらユーモラスなバースを蹴り込んでいく。

ディスり合いがあんまり噛み合っていなかったので、どう判定すればいいのか悩んだ。しかし、会場はすでに呂布カルマムード。また、どちらが印象に残るかと言われれば呂布カルマのほうだった。5:0で呂布カルマの勝利。

勝者 呂布カルマ

KOK2018本戦 準決勝

第1試合 CIMA vs RAWAXXX(mol53)

互いにリスペクトを持った者同士の対決。今大会でもベストバウトなんじゃないかと思う。

CIMAは変わらず熱韻で攻め込み、RAWAXXXはアングラレップの姿勢とディスで対抗した。1回では決まらず延長へ。

延長では少し難しめのビートが。これはリズムキープに優れるRAWAXXXが有利かと思ったけど、CIMAが完ぺきに乗りこなす。RAWAXXXと比べてもCIMAのほうが気持ちよかった。でも、RAWAXXXも負けてはいない。「名前を変えた理由はMOL53だとバトルMCの印象が強すぎるからだ」と名前のルーツをレップ。そもそものラップが格好良いので、会場も大盛り上がりだった。

それに対しCIMAは、「名前の話なんて聞いてない、俺のバースに乗っかんな」とディス。確かに、名前の話は全く出ていなかったのでその通りだと思った。RAWAXXXのエモい感じを熱量で吹き飛ばす。

超接戦だったけど、4:1でRAWAXXXの勝利。個人的にはCIMAに声を上げた。

勝者 RAWAXXX(mol53)

第2試合 BASE vs 呂布カルマ

名古屋をレペゼンする者同士の対決。JET CITY PEOPLEという同じクルーに所属する2人でもある。

BASEは呂布カルマを相手にしても相変わらずの自然体。無理していない感じで普通に呂布カルマをディスる。裏表のない人とはこういう感じかと思った。

呂布カルマも容赦はしない。ピースな姿勢を持った上でディスをくわえていく。「俺が優勝してお前のCDも物販で売ってやるよ」というパンチラインも出た。BASEのことを引き立て役であるかのように扱う。

それに対しBASEは、「お前の背中なんて見てねえよ、俺が追っかけるのはビッ〇のケツ」とBASEらしいアンサーで対抗。会場もめっちゃ盛り上がった。

しかし、ここで呂布カルマが土俵際の強さを魅せる。「俺が追うのは良い女だけ、ビッ〇なんてのは向こうからくるんだろ」と完ぺきにアンサーを返した。また、「300万円はお前にゃもったいねえぜ」とBASEでは優勝者として役が不足しているというきつくディス。

BASEもめっちゃ良かったのだけど、5:0で呂布カルマの勝利。

勝者 呂布カルマ

KOK2018本戦 決勝

決勝戦 呂布カルマ vs RAWAXXX(mol53)

KOK2018の決勝戦は、呂布カルマvsRAWAXXX(mol53)となった。SPOTLIGHTでの決勝と同じ組み合わせである。ビートはZeebraのオリジナルビート。重厚なサウンドで格好良かった。

先攻は呂布カルマ、後攻がRAWAXXXでバトルがスタート。呂布カルマは、「言っといてやる。因縁なんかねえ。とっくに差がついているんだよ」とRAWAXXとの因縁を否定。事前のKOK動画ではバチバチにやり合っている風な2人だったので、会場もそれは気になっていたと思うのだけど、呂布カルマはそれに対しアンサーした。また、決勝まできて体が温まってきたのか、呂布カルマはかなり調子を上げてきている印象。

対するRAWAXXX。リズムキープとアングラレップの姿勢で呂布のディスをはねのける。テレビに出ている呂布カルマをセルアウト野郎的な感じでディスり返した。

それに対し呂布は、「いつまでアングラでやってんだ。俺はもっと光り続けるぜ」自身のスタイルを一部も疑わない強固な姿勢でアンサー。

完全にスタイルウォーズ、水と油という感じだったので、勝敗をつけるのも難しかったのだけど、細かい部分でのスキル勝負で若干呂布カルマが優勢だった。4:0で呂布カルマの勝利。KOK2018本戦の優勝は呂布カルマに決定!

優勝者 呂布カルマ

KOK2018本戦の優勝者は『呂布カルマ』

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真の日本一を決める大会であるKOK2018。その本戦を制したのは、呂布カルマだ! 十分な実力を持ちながらもビッグタイトルから遠ざけられていた呂布カルマが、とうとう大きなタイトルを手に入れた。名実ともに最強のラッパーであることを証明したといえるだろう。

KOK2018本戦トーナメント結果

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KOK2018本戦の感想

今回、初めてKOKを観戦したのだけど、レベルと熱量の高さに驚いた。王者だけが集められているから当たり前のことなんだけども。会場の熱量はもちろん、MCのバイブスやスキルの高さが他の大会に比べてすごい。全13試合とコンパクトな大会ながら、試合数の多い戦極本戦やUMB本戦に劣らない満足度があった。18時に始まって20時過ぎに終わるのも、肉体的には嬉しい。もちろん、もっと見たいのはあるが。

優勝した呂布カルマは、優勝によって特に何かが変わることもなさそう。300万は大きいだろうが、実力もプロップスもすでに持っている。持っているものを改めて証明しただけにとどまりそうだ。個人的に一番良かったのは、CIMA。このまま優勝してくれー!と思うくらい食らった。

KOKを見に行こうか迷っている人がいるなら、ぜひ行ってみてほしい。きっと食らうものがあるはずだ。全てのMCにリスペクトを! 来年もまたKOKを見に行きたい。

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